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俺の好きな電車#1~相模鉄道5000系

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 5000系が昭和30年に登場したときは、超ハイテクに身をまとった斬新な電車でした。応答性のいい電磁直通ブレーキに軽量ボディマウント構造。小出力モータで全軸駆動するトルク重視の設計。当時神奈川の田舎私鉄程度の認識でしかなかった相模鉄道に舞い降りた、最新モードの電車でした。
 性能はまったく持って申し分ない優秀車でしたが、相模鉄道沿線が発展し、17~18メートル級の5000系では収容力の問題が出てきました。せっかくの高性能機器を廃棄するのはもったいない。そこで、機器を流用し、20メートル冷房車に改造することとなりました。
 とはいえ、車体が伸びて冷房を乗っけると当然重くなります。重くなるということは性能が落ちるということです。5000系の重量は約27トン。むちゃくちゃ軽いです。これをさらに軽量化して20メートル車にする。これは大変なことです。

 5000系は車体の材質にアルミボディを用いました。しかし、鋼体をアルミにするだけではまだまだだめでした。そこで、骨組みと外板が重なる部分は板を張らず、骨組みをむき出しにするという手法をとりました。これによって更なる軽量化を達成し、性能を落とさずに車体を延長することができたのです。弁当箱のように無骨でつぎはぎの目立つ車体ですが、これはこういった考え抜かれた設計の賜物であり、優れたデザインなのです。

 デザインは見てくれじゃないんです。機能なんです。
 相鉄5000系はベスト・デザインなのです。

 こうして車体を延長された5000系は5100系と名前を改め、激化する相鉄の通勤輸送を支えたのでありました。めでたしめでたし……というわけにはいかず、今度は走行装置がヘタッてきました。
 それじゃあということで今度は足回りを全とっかえ。ついでに名前も元の5000系に戻してしまいました。名前以外は元の面影がまったくなくなっちまいましたが、常に先進の技術をぶち込まれた5000系電車というのは、俺にとって光り輝く電車なのです。たとえ外見がつぎはぎだらけだろうが、そりゃあもう光り輝いてるんです。

 5000系は10両編成2本が活躍していましたが、老朽化により2005年にいったん全廃されました。しかしここで物語が終わらないのが、名車の名車たるゆえんでしょう。
 5000系が運用を離脱したときと前後して、8000系が1編成事故で使用不能(後に廃車)となったため、1編成が予備車で復活。おまけに最近ではパンタグラフを新しくしたりもしています。
 現在でも急行や快速を中心に活躍しています。予備的存在であり、ほかの車輌が検査などで工場に入場し、頭数が足りなくならないと走りませんが……。

 なお、5000系と似た車輌で7000系がありますが、ヘッドライトや側面帯が異なるので見分けはカンタンです。

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▲奥が7000系、手前が5000系。ヘッドライトの位置が異なるので並べば見分けは簡単です。並べばな。
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サマンサ

Author:サマンサ
 三度の飯より電車が好きな鉄道マニアの戯言。
 似顔絵は■裂斬ブログ■より。

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