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#03 マニアは物語をそこに読む

 電車の本質は輸送です。旅客をA地点からB地点まで有償で輸送することが本質です。ですから極端な話、安全輸送さえできれば電車には色なんて塗る必要はありませんし、新幹線のように技術的な事情がない限りは造型にこだわる必要はありません。

 東京メトロに新しい電車、10000系が登場しました。海坊主のような丸っこい頭が特徴の電車です。この電車は現在建設中の13号線および有楽町線用の電車です。インテリアにたいへん優れた、東京メトロの力作です。
0609301.jpg
 インテリアにこだわるのは旅客がそのひと時を快適に過ごしてもらおうというコンセプトがありますので、内装に個性があるのは理解していただけると思います。しかしマニアはその外見に、物語を読み取るのです。
 ではまた拡大画像をご覧下さい。10000系電車のライト周りです。
0609302.jpg
 なんつーか、前方後円墳みたいな形をしています。なんでわざわざこんな形にしたのか。
 実はこれ、営団地下鉄が戦後初めて作った電車、丸ノ内線300形電車へのオマージュなんです。東京メトロ最初の新型電車と、営団地下鉄初の高性能新型電車をかけているんですね。利用客の視点から言えば「だからどうした」という話ですが、鉄道マニアはこういう物語をスタイリングから読み取り、勝手に感動するんです。
 ちなみに警笛は、営団銀座線の古い電車が鳴らしていた音を模しています。10000系は何気にマニアックな電車です。
0609303.jpg
 鉄道車両がそのスタイリングに至った過程には、物語があります。利用客の知らないところでさまざまな葛藤と夢、思い入れが交錯し、そのスタイルが出来上がっているのです。マニアは電車を見ながらそんな物語を読んでいるので、一見どれも同じに見える鉄道車両にも思い入れがあったりするのです。
 ……冷静に考えれば、ものすごくどうでもいい話ではあるんですが。


★今日の鉄道まめ知識★
0609304.jpg
 上の画像は東京急行電鉄の9000系電車です。
 まるでカマボコのようなまっ平らな正面、色気も何もないカラーリングなど、一見デザインレスに見える電車ですが、実はここに物語があるのです。
 東京急行電鉄は、「電車というのは乗ってナンボのものであり、外見にごてごてと装飾をつけるお金があるなら、内装や走り装置という電車の根幹にかかわる部分にお金をかけるべきである」という考えを持っています。そのため、9000系は見てくれこそパッとしませんがインテリアはなかなかのものですし、走行装置は当時としては最新のものを採用しています。
 デザインとはスタイリングのことではありません。この電車がどのような目的を持ち、どのような利用をされるかを考え、そこに物理的合理性を持たせることがデザインなのです。そういった東急の物語を知ることで、9000系電車は鉄道マニアに支持されているというわけです。
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Author:サマンサ
 三度の飯より電車が好きな鉄道マニアの戯言。
 似顔絵は■裂斬ブログ■より。

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