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#06 鉄道マニアは想像する

 鉄道マニアはただ漫然と列車を眺めているわけではありません。時には列車を見て、想像して楽しむこともします。
 一つの鉄道会社に異なる形の電車が走っている場合、そこにはそうなるだけの理由が存在します。その理由をあれこれ想像するのもまた、鉄道マニアにとっては楽しいひとときなのです。
0610031.jpg
 上の写真は京浜急行電鉄の1500形。普通から快特までなんにでも使える(写真の1501編成はもっぱら普通用ですが)汎用性の高い電車です。ダッシュ力に優れ、編成によってはその勢いを保ったまま一気に120キロまで引っ張る骨太の走りが魅力です。
 その1500形の足元を支える台車、形式をTH-1500と言いますが、この台車は円筒案内台車といいまして、部品点数が多く、整備に手間のかかる台車です。そのかわり乗り心地はまろやかなんですがね。

0610032.jpg
 そして1500形の後継として、600形電車がデビューしました。3ドアながらボックス座席を採用した意欲的な電車ですが、台車(TH-600)は、整備が簡単な軸梁式という台車を採用しています。決して乗り心地は悪くないのですが、ややゴツゴツした乗り心地です。
 円筒案内台車が不都合でなければ、わざわざ軸梁式の台車になんかしません。にもかかわらず台車のシステムを変えたということは、そこに理由があるとマニアは考えます。
 乗り心地に関してTH-1500台車に問題はありません。ということは別の理由があると推測します。メインテナンスの手間を軽減するか、それとも台車のコストを下げるために比較的廉価な軸梁式を採用したか……まあこんな感じで邪推します。

0610033.jpg
▲新1000形

0610034.jpg
▲2100形
 600形の後継は通勤用の新1000形と、特急用の2100形です。両方とも600形と車体がよく似ていますが、新1000形は座席がロングシート、2100形は2ドアのクロスシートで東上しました。そして台車も、600形の軸梁式からふたたび1500形同様の円筒案内式に戻りました。
 一度変更した台車をまた戻すというのは、軸梁式では不都合があったからと推測します。メインテナンス、コストを考えても軸梁式は京急の線路にあわなかった。マニアはそう考えます。そして実際に600形と新1000形を乗り比べ、カーブに入るときの乗り心地の差を体感して「ニヤリ」とするわけです。

 別に600形の台車に問題があるといってもそれは乗り心地の話であり、安全性に問題があるわけではありません。ですから一般の人が気にすることではないのは確かです。
 しかし、マニアは細かい差異を気にするのが本質です。そして、1500形をベンチマークにさまざまな仮説を立てて、検証していくのを楽しむわけです。そんなわけで鉄道マニアは結構その手の噂話に敏感だったりするのです。


★今日の鉄道まめ知識★
 本文で「新1000形」という表記が出ていますが、新というからには旧も存在します。昭和34年に製造が始まった電車で、現在廃車が進んでいます。すべての車軸にモーターを搭載し、高加速力と高速性能を両立した、京急の成長期を牽引した立役者です。一部の車両は香川県の高松琴平電鉄に譲渡され、最高速度75キロで第2の人生を送っています。

0610035.jpg
▲高松琴平電鉄で第2の人生を送る1080形こと、元京急1000形。
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Author:サマンサ
 三度の飯より電車が好きな鉄道マニアの戯言。
 似顔絵は■裂斬ブログ■より。

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